Georges Ugeuxの議論で中銀の独立性をもちだす背景には、EU諸国とメンバー国中銀とEU並びにECBの関係をどうするかという微妙な問題が影を落としている印象があります。米国のような中銀の独立性を損なうようなかたちで金融危機に対応できずメンバー各国国債のドイツ国債との利回り差拡大(信用失墜したメンバ諸国の危機)に迅速に対処できず、一時はEU崩壊かとまでささやかれた経験があるのではと。EUが複雑な方程式をときながらどうなっていくのか、それもパワーシフトする世界のなかで興味深いと思っています。
- Eiichi Morino